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チチカカ meets INHEELSコラボコーディネート

vol.1

チチカカETHIC表参道を訪れたフリーアナウンサーの末吉里花さんに商品部スタッフが密着。「里花さんのおしゃれのこだわりって?」未知数のおしゃれを楽しむ私たち消費者に向け、全三回の連載でお送りするインタビュー。第一回は末吉さんの「エシカル・フェアトレード」との出会い、ファッションに対する思いに迫ります。

チチカカ(以下、Q):-ご多忙な里花さんですが、普段おしゃれをする際のこだわりってあるんですか?

末吉里花さん(以下、A):最近は専ら「自分の着る物は誰がどこで作ったものかが分かるもの」を身につけるようにしたいと思っています。なるべくですけれど・・・。 コットンならオーガニックコットン(※1)とか、あと古着やヴィンテージも好きでモノのもつ良さに注目してうまく使いたいと思っています。でもやっぱり、まずは「おしゃれ」であることかなぁ。

Q:-それって大事ですよね。何よりアイテム自体がおしゃれじゃないと毎日着ていて、自分がハッピーになれないですし。

Q:-エシカルというと、商品そのものの背景に目を向けることでもあると思うのですが、 里花さんがエシカルファッション(※2)フェアトレード(※3)に関心をもったきっかけはやはり「ミステリーハンター※」のお仕事を通し様々な世界を見たことでしょうか?

※TBS系「世界ふしぎ発見!」にて世界各地に赴きロケ取材、現地の様子を視聴者に伝えるリポーター。

A:海外でのお仕事も多く、生産現場である途上国を訪ねる機会が多かったことは大きいですね。また、日常の暮らしの中にもオーガニックやフェアトレードという商品に対する倫理観が浸透しているのを見て、日本に帰って来ると、「まだまだだなぁ」って感じました。それで、まずは「オーガニックやフェアトレードの勉強をしよう!」と思ったんです。 でも本格的に「エシカルファッション・フェアトレード」というものに興味を持ち始めたのは、5年前くらいですね。雑誌「VOGUE(ヴォーグ)」に載っていた可愛いワンピースがフェアトレードのものと知って びっくりして自分で調べたのがきっかけです。

Q:-オーガニックコンシェルジュ(※4)の資格をお持ちで、フェアトレードコンシェルジュ講座(※5)を主宰するなどエシカルファッション、フェアトレード浸透のために積極的にご活躍されていますよね。

Q:-とりわけファッションを通して誰かに貢献することについてはどんな考えをお持ちですか?

A:ファッションってつくる工程が多いぶん、間に入る人も多い。その分みんなが協力していけるものだと思います。「かわいい」ということでコミュニケーションも生まれる。商品自体にストーリーがあればそれも話したくなる!人を動かしたり社会を変えていったりとinfluentialな(影響力のある)ものだから、“人をつなげるツール”でもありますよね。

Q:-確かにそうです。買い物を通して貢献が出来るのも、ファッション自体がエネルギーを持っているゆえですよね。

A:私の場合は自分の買った物の対価がそのまま直接生産者に還元される現場を見て、もう不透明な買い物はできなくなってしまいました。買い物する時、みなさんの判断ひとつで世界は変わるので、どういう人にどうやって作られたかぜひ自分の頭で良し悪しを考えてみてほしいですね。

Q:-末吉さんにとってエシカルファッションとは?

A:ラグジュアリーブランドでもなく、安いファストファッションでもなく新たな分野ですよね。 そもそもファッションが本当に好きな人は色々なものを試して世界を知りたいって言う好奇心旺盛な人が多いからこそ、興味をもってもらいたいと思う。 もはやファッショニスタになりたければ商品のもつストーリーについて知らなければ! ストーリーのない服はつまらなく感じちゃうかも。 そのストーリーで人と繋がれるし!それがエシカルファッションの魅力じゃないかなぁ。 (チチカカの商品を見ながら)このセーターだけでワタシ、10分くらい語れちゃう!みたいな。(笑)

Q:-改めて、ファッションって人と繋がるという意味でも魅力的ですね。ありがとうございました!

ストーリー(背景)のない服はつまらない